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達人コメント
国の登録有形文化財第1号に認定された木造建築の宿。数寄屋造りのすばらしい建物と傾斜に富んだ庭を持っているが、“古さ”や“歴史”だけの宿ではない。館内は隅々まで磨き込まれており、全客室、温水洗浄トイレ付き、かつ無線LANの接続ができる。スタッフのもてなしにも感心する。温かみはあるが、丁寧でベタついていない。料理の運び方も絶妙のタイミングだ。温泉は、会津藩指定の保養所「きつね湯」を受け継いだもの。清潔感のある浴槽にガラスのように輝くキレイなお湯がかけ流しで注がれている。お湯、料理、もてなし、情緒、歴史、清潔感、快適性など、温泉旅館に必要な要素すべてがそろっていると言っていい。にもかかわらず、宿泊料金は1万円代から。コストパフォーマンスにもすぐれている。(西村りえ)
>> 西村りえの温泉コラム「会津を代表する日本旅館、向瀧に泊まる」はこちら
自家源泉の古風な風呂のほか、無料の貸切風呂もあるのがうれしい。(土井正和)
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達人コメント
酸ヶ湯のシンボル「ヒバ千人風呂」は約160畳の大浴室。混浴だが恥ずかしさを忘れる圧倒的な存在感がある。硫化水素臭が立ちのぼる強い酸性の湯。源泉を直接引き入れる「熱の湯」は浸かりすぎに注意。(小林しのぶ)
■ 基本info
江戸時代から栄えていた湯治場。名物「ヒバ千人風呂」目当てに全国から温泉通が集まる。男女別の内湯もある。
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達人コメント
木造2階の本館や、山の湯らしい暗さの久安の湯などが醸し出す、品のある湯治場ムードがイチオシ。静寂の中、湯底の板の間から湧く湯を楽しんでいると時を忘れる。古風な帳場など、館内も居心地がいい。(土井正和)
■ 基本info
十和田湖畔のブナ原生林に囲まれた老舗宿。浴槽の底から湧き出る源泉を楽しめる。内湯3、貸切風呂もある。
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達人コメント
冬には半年間休業する秘湯系の山中の宿だが、客室といい、食事といい高レベル、秘湯初心者にもおすすめできる。鳥海山の見える露天風呂は日本指折りの絶景風呂。お湯は酸性で硫黄が香り、白くにごっている。(西村りえ)
■ 基本info
栗駒山中腹に建つ公共の温泉宿。露天2、内湯2はすべて源泉かけ流し。(2010年は4月下旬から営業予定)
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| 鶴の湯温泉(秋田県・乳頭温泉郷) | |||
| 藤三旅館(岩手県・鉛温泉) | |||
| 能登屋旅館(山形県・銀山温泉) | |||
| 吾妻屋旅館(福島県・高湯温泉) | |||
| 黒湯温泉(秋田県・乳頭温泉郷) | |||
| 別邸 山風木(宮城県・遠刈田温泉) | |||
| 奥山旅館(秋田県・泥湯温泉) | |||
| 仙峽の宿 銀山荘 (山形県・銀山温泉) | |||
| 辰巳屋山荘 里の湯(福島県・土湯温泉) | |||
| 峩々温泉(宮城県・峩々温泉) | |||
| 山ふところの宿 みやま (宮城県・川渡温泉) |
■ 歴史と風格を感じさせる“温泉文化財”が上位に
湯力抜群の東北エリアでランクインしたのは、個性際立つ“温泉文化財”的な宿。向瀧の建築美に、酸ヶ湯温泉のヒバ千人風呂、蔦の足元湧出泉に栗駒山荘の絶景露天風呂など、ほかには代えがたい魅力のある宿ばかりだ。福島の高湯、宮城の遠刈田、鳴子は温泉地としての人気も高い。東北エリアは特に冬場、アジアからの観光客が増加中。ビョン様(イ・ビョンホン)ドラマでブレイクした秋田の田沢湖や乳頭は韓国から、銀山温泉は台湾、香港、シンガポールからの観光客が多い。世界に通じるニッポン情緒が、東北の湯里には残されているということだろう。鶴の湯、能登屋、藤三、黒湯、奥山はそうした情緒を感じられる宿でもある。最後に震災にあった栗駒の温泉について。昨年秋には温湯山荘とハイルザーム栗駒が営業を再開、徐々に復興されつつある。(西村りえ)
飯出 敏夫
年間100日以上を温泉取材に費やす温泉ライター。主な著書にアサヒDVDブック『秘湯ロマン』(朝日新聞社)、『名湯・秘湯の山旅』(JTBパブリッシング)など。月刊『旅の手帖』(交通新聞社)に「いい夜を過ごす 秘湯宿」を好評連載中!
土井 正和
旅のルポライター。フリーで活動25年。旅行雑誌の『旅の手帖』誌上で「ニッポンの温泉街 湯の街 なごみ町」を5年間連載。引き続いて同誌で「山歩き いで湯紀行」を3年半連載した。共著『心を癒す温泉三昧』がある。
小林 しのぶ
旅行ジャーナリスト。毎年温泉に約100泊。新聞、雑誌、ウエブ等に温泉、食をテーマとした連載多数。著書は『極楽花浪漫 土湯温泉』(古川書房)、『どんぶりこ』(交通新聞社)ほか多数。日本旅のペンクラブ会員。
西村 りえ
ライター歴20年。「じゃらん」創刊より旅の仕事にかかわりはじめる。共著『旅の鑑定団』(ぶんぶん書房)にて温泉コラムを担当。MSNトラベルで温泉コラム「西村りえの温泉大好き」連載中。このページ上に表示される記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。